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「なんでもあり」ですな

誤解をされてもらっては困るので、あらかじめ言っておきますが、私は橋下弁護士を支持しているわけではありません。もっと言えば、橋下弁護士が大阪府知事としての力量を持っているかどうかについて、極めて懐疑的ですらあります。

橋下弁護士の政治信条等に異論反論があっても、それはそれで歓迎すべきことですし、他に適任がいると考えたり、あるいは、橋下氏にだけはなって欲しくないと思うのも、各自の信条に照らして正直であれば、ひとつの意見として橋下氏支持者も受け止めるべきだとも思います。

それはそうと、橋下氏に対して、この時期に大学教授ら342名が懲戒請求した、ということについては、首を傾げざるを得なません。
懲戒請求理由が、テレビ番組を通じて視聴者に光市母子殺害事件の被告人弁護人への懲戒請求を「煽った」ということですが、それが「煽り」かどうか、また、「発言が正当かどうか」はともかくとして、橋下氏がテレビ番組で発言したのは、5月27日のことです。今は12月です。証拠が固まったのが今だ、というならば、話はわかります。しかし、橋下氏は、テレビ番組での発言という、ごまかしようがない証拠を残しているのです。それにも関わらず、今まで行わずに、半年も遅れて、しかも、府知事選出馬表明直後というのは、「橋下氏を当選させないため」という政治的意図があると思われても仕方がないと考えます。

石原慎太郎氏のネガティブキャンペーンをバラエティ的に楽しんでいた私(いじるところが満載でしたから)ですが、小選挙区制でのネガティブキャンペーンというのは、私は本音を言えば、疑問に思っています。
自分が支持する候補が当選しても、落選して欲しい人もまた当選する可能性がある大選挙区制(中選挙区・比例代表)ならば、「この人を落選させねば!」というのは理解できます。しかし、小選挙区制というのは、「誰か1人を選べば、他の候補は必然的に落選する」選挙なのですから、府知事選は、まさにそういう性格の選挙ですから、理論的には、「『自分の支持する候補者を当選させる運動』=『落選して欲しい人への落選運動』」になるわけで、ネガティブキャンペーンを特に張る必要もないのです。

まぁ、そんなのは技術的な話ですから、それほど問題ではありません。


「懲戒請求が政治運動に直結することが問題」


今回の懲戒請求が知事選と関係ない、純粋に法律家としての資質を問うものであるとしても、やり方が間違えば、知事選へのネガティブキャンペーンと誤解を招きかねませんし、また、落選運動に今回の懲戒請求を「利用」される怖れすらあります。

しかし、これはとても怖ろしいことです。

もし、橋下弁護士が知事選に出馬しなければ、懲戒請求を起こさなかった、ということを想起させてしまったら、いわゆる悪徳弁護士に対する正当な懲戒請求を起こしにくい風潮になりかねない、ということです。
従って、こういうことは、タイミングを図ってやらないと、いわゆる「市民派」は自爆行為にしかならないということをわかっていただきたいと思います。本当に弱者を救済し、人権を擁護したいと願うならば、絶対に避けなければならないのは『今後、正当な行為をしても、それが正当かどうか穿った目で見られる』ことです。


「李下に冠を正さず」


この言葉を受け付けない感情を抱く人に対して、教育的指導の言葉を発します。この諺を拒絶するならば、もはや、あなたは「人権を尊重している人」ではありません。単なる「反橋下」というだけのレベルであって、部類としては「人権侵害」「レイシスト」であり、違いは「反橋下か、反共か」だけです。思考回路はまったく同じだということも断言します。
もっとも、大学教授でそこまで思いが至らない時点で、大学教授としての資質が疑わしいのですが。


知事としての資質は、政策立案能力・組織統治能力・政策実行能力と、政策の中身・方向性で問うべきものであって、有権者が求める政策をきちんと実行してくれるかどうか、それのみで投票することが求められます。他に民主党が熊谷貞俊大阪大学大学院教授、共産党が梅田章二弁護士を推薦していますが、この3者を含めて、上記の点で有権者は審査して、適任だと思われる人に投票していただきたいと思います。

ちなみに、橋下氏の発言ですが、「許せないと思うのであれば、懲戒請求をして欲しい」ということですが、発言した理由はともかく、「許せないと思うのであれば、懲戒請求ができる」ということを市民に知らせてくれたことは「功績」に値するでしょう。素人は、弁護士への懲戒請求権があることを知らない人も多いのです。また、光市母子殺害事件での被告人弁護人への批判は、「死刑の回避を求めた」ことではありません。「死刑を回避するために、被害者である本村さんを傷つけた」ことです。弁護人が被告人を弁護するのは、死刑を回避するためではありません。圧倒的に優位な国家権力(=検察)に対して、被告人の利益のために動くことです。そして、被告人が享受すべき利益とは、正当(妥当)な刑罰を受ける、あるいは無実を証明することであって、その上で、被告人の弁護を通じて「社会正義を実現すること」に弁護人の存在意義があります。特定の刑罰を回避するために、「蝶々結び」やら「ドラえもん」やらでごまかすことが弁護士の職責ではありません。

本村さんを傷つけるのは論外です!
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裁判員制度

ちまたでは、橋下弁護士が大阪府知事選に出馬するとかで話題になってますが、ブログやマスコミ上で専ら取りあげられるのは、『候補者らがどのような政策を打ち出しているか』『それがどのくらい実現可能か、実行能力はどうなの

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マニフェスト選挙が難しくなってきますね

wakuwakuさん、こんばんは^^。コメント失礼します。

多くの人達が、犯罪被害者の気持ちのすべてを理解出来なくても、少なくとも犯罪被害者と近い立ち位置にいます。それでもって、犯罪を正当化することに「どらえもん」とは、あきれます。

「刑事弁護の社会的品位をおとしめた」は、橋下氏ではなく、むしろ加害者弁護人の方であるといった見解の、無党派層の私がもし、大阪市民であれば・・・
ネガティブ・キャンペーンのえげつなさに吐き気を催して、ハシモトの方に1票入れる可能性が高くなることを、否定できません。
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地球温暖化の流れに逆行して、財布の中身は常に氷河期到来している、「生活は庶民以下でも、志は貴族」(←鈴木邦男氏・談)と、言える日は来ないだろうなぁ・・・。

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