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東国原知事の気持ち、わかります。

先日、菅直人民主党代表代行と東国原宮崎県知事の『対決』があった。
もちろん、話題は道路特定財源。

まずは、東国原知事に苦言。
気持ちは理解できるが、あれじゃイメージは悪くなる。
まず、「改革派知事」として颯爽とデビューした「しがみのない知事」なのだから、現状についての批判を交えながら、その上での民主党の「足りないところの指摘」であるべきだったと思う。あれでは、利権を守る知事に「映った」としても、仕方がないところだろう。

そして、宮崎ばかりを主張するのは、この場合好ましくなかった。
道路特定財源の話は、一都道府県にとどまらず、全国規模の話である。しかも、道路行政の無駄や不正・汚職・腐敗もさることながら、原油価格高騰という国民生活に直結した話でもある。この弊害をきちんと指摘した上での話を展開すべきであっただろう。


「せんたく」という何をコンセプトにしたのかよくわからないサークル(?)に入ったが、「改革派知事」であるとともに、「危機を脱するために斬新な政策を行う地方の知事」でもあるのだから、同じ境遇の知事との連携も模索してもらいたい。


次に、東国原知事を批判する人たちへの教育的指導。

マスコミに踊らされている、あるいは、都市部という比較的便利な環境の下で生活している人には、東国原知事の発言は理解できまい。
確かに、道路特定財源の話は、マスコミや評論家が指摘する問題ははらんでいるし、原油価格高騰で、国民生活に様々な影響を与えている。


私も暫定税率廃止を希望している。


しかしながら、地方、特に過疎地は、道路建設どころの騒ぎではない。歩道の整備、バリアフリー、排水溝も不十分である上に、損傷箇所の補修や舗装道路もままならないのが現状である。これらの経費ですら、道路特定財源からの捻出である。
東国原知事は、何も道路特定財源に「何がなんでも反対」しているのではない。「最低限の道路建設ができるような措置を講じてくれ」と言っているのであって、一般財源化するしないがメインではない。
彼の発言を静聴すればわかる。「一括して渡されても、道路が整備されているところは、医療、福祉、教育に使えるが、宮崎は道路にも使わないといけない。そうなると、医療、福祉、教育はどうなるのだ?ますます格差が広がるだけではないか。」と具体的に理由を列挙している。
すなわち、東国原知事の発言を批判するのであれば、『道路関係の特別会計を廃止し、交付税措置において「道路が不足しているところは、道路建設分をかさ上げする」ことで、地方間格差を解消していく』とか、そういった措置を出すことが必要なのだ。
これを履き違えて「自公政権の代弁者」だと批判する愚か者がいる。(もし、そうなら猛省せよ)

さらに、「道路がないために、救急車が効率的に走れない」と言えば、「道路を作っても、その先に病院がなければ意味がない」「道路を作っても、救急車がなければ意味がない」という批判もある。
これは「バカ」としか日本語がない発言である。
病院がなければ病院をつくる、救急車がなければ救急車を調達する。つまり、「それはそれで、別途補助金なり交付金を支給する」べきであって、道路予算とは直接には関係ない話である。交付金や補助金の総額を上げてはならないという理屈などない。
「足りない分を全額」
これででいいのだ。これをごちゃ混ぜにして批判材料とするような人は、不特定多数が閲覧できる場で発言をしてはならない。


この点、民主党の「案」は、東国原知事の発言のように「自民党案より酷い」。
国交省の道路計画自体も、計画プロセスも、当然見直していき、全国的に「必要最低限の道路」にとどめて、暫定税率を引き下げし、国民負担を軽減することは必要だと思う。

しかし、自公はもっぱら「国交省・天下り・ゼネコン・利権」を叩いているのみであり、民主・共産・社民は、それに「政治家との癒着」と「特別予算廃止・一般財源化」を加えているだけである。国会審議で「最低限のインフラ整備による地方の格差を縮める」ことについての具体的な発言は、ほとんど見られない。
つまり、私から言わせれば、全政党が『地方をどうするのか』という話などしていない。筆坂秀世元共産党最高幹部がテレビ番組で、「野党も、ただ攻撃しているだけで芸がない。道路が本当に必要なところがあるのは確かなんだから、それに踏み込まないと。」と指摘していたが、まさにその通りである。




東国原知事批判=格差を認める



普段から「格差社会は自公政権の新自由主義政策が原因だ」と、格差社会の是正を主張しているくせに、道路に関しては格差を生む要因を作れ、と言っているのだ。
私に言わせれば「自公政権さえ潰れてくれれば、あとはどうでもいい」と言っているに過ぎない。そのことに気づかないで「自公は論外」だのと何だのとは、はっきり言って片腹痛い。
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地球温暖化の流れに逆行して、財布の中身は常に氷河期到来している、「生活は庶民以下でも、志は貴族」(←鈴木邦男氏・談)と、言える日は来ないだろうなぁ・・・。

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